グレゴリーの大型人気大型ザック『バルトロ』

2020年9月20日

バルトロ75

GREGORY BALTORO(グレゴリー バルトロとは)

2015年にリリースされた前モデルは、世界中の名だたるアワードを総ナメにし、大容量バックパックの王様としてその名を広く世に知らしめたGREGORY BALTORO(以下、バルトロ)(女性モデルはDEVA(ディバ))が約2年ぶりのアップデート。前モデルからマイナーチェンジとなった今回は、基本的な特徴はそのままに、細かい部分での改善が加えられた形です。

大きな変更点はフロントのポケット。前モデルは縦ファスナーのフロントポケットを装備していましたが、現行モデルでは、上部から荷物が出し入れできるシンプルなストレッチニットのポケットへ変更され、直感的に使いやすくなりました。

また、全体のシルエットがややスリムになったことで、腕を振りやすくなりました。さらに、小物を分別収納できる仕切りで分けられた「ダブル・バレル」ポケットを採用するなど、使い勝手がアップしています。

前モデルのバルトロで好評だった背面の「レスポンスA3サスペンション」はそのままに、「蒸れを軽減してほしい」というユーザーの声に応え、バックパネルを肉抜きした「マトリクス換気型バックパネル」を搭載。ハーネス類もメッシュ素材に変更するなどし、約10%の軽量化を達成しています。給水リザーバー(ハイドレーションバッグ)兼用のサブザック付き。

材も携行したテント泊やアルプス縦走、雪山登山など、中型のバックパックでは対応しきれない山行へとステップアップする際に、ぜひ試してもらいたいモデルのひとつです。

価格もトップレベルですが、ハイエンドモデルならではのサイズ調整機構により、オーダーメイドしたような抜群の背負い心地が得られます。この「バルトロ」と「ディバ」を基準に、フィッティングや使い勝手、動きやすさ、価格などをチェックすると、大型バックパック選びがしやすくなるでしょう。

グレゴリー Baltoro バルトロ 75 ( Onyx Black )

<グレゴリー> バルトロのサイズ・カラー展開は?

容量やサイズ、カラー展開はメンズモデルとレディースモデル(ディバ)で異なります。

【男性用】
容量:65、75、85L
サイズ:S、M、L
カラー:ダスクブルー、フェラスオレンジ、オニクスブラック

【女性用(ディバ)】
容量:60、70、80L
サイズ:XS、S、M
カラー:ノクターブルー、アンティグリーン、プラムレッド

このほか、高所登山や冬山テント泊縦走、バックカントリーなどの荷物が増え重くなる長期山行に向けたモデル「バルトロ95 PRO」も出ています。

快適な背負い心地を持続する「バルトロ」4つの評価

そんな多くの登山者から支持を集めるバルトロには、様々な機能が満載! 特に評価の高い4つを紹介します。

  1. 体型に合わせて自動で角度調節!エネルギー効率が向上
  2. 腰・背中のフィッティング抜群! 通気性が良く蒸れ軽減
  3. どこからでも荷物が取りやすい! 優れた操作性
  4. ボトルホルダー・ストックホルダーも充実

①体型に合わせて自動で角度調節!エネルギー効率が向上

ショルダーハーネスとウエストベルトの自動フィット機能により、歩行中も体の動きに合わせて軽快にフィット。また、背面部分のワイヤーフレームが重心の位置を調節してくれます。さらに、“レスポンスA3”というテクノロジーにより、肩の傾斜具合に合わせられる機能付き。つまり、背負ったときの安定感が段違いに良く、疲れにくいといえます。

②腰・背中のフィッティング抜群! 通気性が良く蒸れ軽減

腰部分に付けられたシリコンの滑り止めにより、動いているときも安定感が得られます。また、取り外し可能なEVAシムは腰の形状に合わせて2段階で調節可能。バックパネルに設けられた通気孔により、汗をかきやすい背中の蒸れを軽減。抜群のフィッティングでありつつ、長時間快適な背負い心地が続きます。

③どこからでも荷物が取りやすい! 優れた操作性

フロントポケットは上下に大きく開くことができ、荷物の取り出しが簡単。さらに底部には“スリーピングバッグ・コンパートメント”と呼ばれる部屋があり、底部の荷物を外側からサッと取り出すことができます。雨蓋ポケットは2つに仕切られており、分けて収納できる便利な構造。

④ボトルホルダー・ストックホルダーも充実

ゴム引きのショックロックにより、ストックをすぐに着脱することが可能。人間工学に基づいたボトルホルスターは、飲み物を取り出すときに便利なうえ、口紐が付いているので小物入れとしても活用できます。

どの容量を選んだらよいの?

どの容量を選んだらよいのか悩んでしまう大型ザック。日数やどんな装備を持って行くのか、各自の山行スタイルにより異なるため「●泊ならこの容量!」と一概には言えません。

あくまで目安ではありますが、ハイシーズン1泊テント泊であれば60~75L、2泊以上の縦走や雪山など装備の多いテント泊の場合は75~85L、長期縦走や遠征では95Lを。購入前に店員さんに相談するなど、自身の山行スタイルに合った容量を選んでみてくださいね。

グレゴリー Baltoro バルトロ 75 ( Onyx Black )

ちなみに、カメラ機材など含めテント泊を想定して、僕は75リッターのタイプを選びました(色は青色です)が、三脚を入れない・カメラは小さいタイプ(α6500)、16-70のレンズを持っていくと仮定すると・・・65リッターでも行けたかもしれません笑・・・

ただ、歩いていて、背中の汗や蒸れにはかなり効果を発揮してくれます。

自分の持ってるバルトロ75について、メリットデメリットのお話も近いうちに投稿しようと思いますので、よろしくお願い致します。