【初心者】ミドルレイヤーについて
重ね着しやすく、保温もしてくれるレイヤー
ベースレイヤーの上に重ねるのがミドルレイヤーである。その上にアウターを着る事を前提にすると、中間着と位置づけである。
ベースレイヤーが、かいた汗を吸収拡散し、外に放出する役割を担うのに対し、ミドルレイヤーは主に保温機能役割を担う。
※しかし、ベースレイヤーから放出された水蒸気をそこでストップさせてしまっては、結局ムレにつながってしまうので、通気性の高さが重要な機能となる。
また、中間着という性質上、あまりボリュームがあると、その上にアウターを着られないので、重ね着しやすいことも大事な要素となっている。
代表的なミドルレイヤーの種類
代表的なミドルレイヤーの種類として
- インサレーション(ダウン)
- インサレーション(化繊)
- フリース
- ソフトシェル
- ウィンドシェル
- ウールのセーターや山シャツ等
これらが代表的な種類だと思う
簡単に説明すると
- 冬用で、より防寒性能に特化 → インサレーション(ダウン)
- 価格や洗いやすさなど使い勝手重視 → インサレーション(化繊)
- 行動着から防寒までオールマイティなものが欲しい → フリース
- ちょっとした防寒、アウターとしても使いたい → ソフトシェル
- 夏の軽いハイキング限定でアウターにも使える → ウィンドシェル
- 形と肌触りなど何らかのこだわりがある人向け → ウールのセーターとか山シャツとか
こんな感じで選ぶとよいでしょう。
よく山で見かける部類とすれば、
フリースが代表的なミドルレイヤーであろう
<フリース>
フリースというと、モコモコのものを想像するが、山登りで使われるフリースジャケットは余分な厚みのない、体にフィットするデザインが主流である。
さらに、着たまま行動することを前提にストレッチ素材を用いる事が多い。それでも、保温性はかなり高く、初春や晩秋の肌寒い季節には、ありがたい存在となっている。
フリースジャケットも各メーカーから様々な製品が出ており、選択肢も豊富である。
<インサーレーション>
インサーレーションは、保温性を重視したアイテムだ。中綿が入った防寒ウェアのことで、中綿には化繊かダウン素材が使用される。休憩時の肌寒い時など、さっと取り出して羽織る事で、体温低下を防いでくれるので、こちらも、一緒に用意するとより、快適に登山ができる。
まとめ
登山にとって、標高が上がれば、必ず気温が下がってきます。また、何かしらの理由で、日が暮れるタイミングに下山できない場合が発生した場合等も、防寒着があるなしで生死が分かれる場合もあるので、必ず持ち歩くようにするべきだと考えます。
次回はアウター編になります。
読んでくれてありがとうございます。