【初心者】レイヤリングについて
山では何を着るべきか?これも快適な山登りでは大きなテーマとなります。
もちろん、動きやすい服装であることは大前提の話ではあります。
たまにジーンズで山を登っている人を見かけますが、汗をかいた状態だと必ず、深いな思いをしているに違いない。
不快な思いはストレスとなり、どんどん体力を奪っていきます。
なので、登山ではいかにして、不快な思いを取り除けるかが、山での重要なポイントとなります。
山登りを快適にするための機能
山登りを快適にするための機能として
・動きやすさ
・保温性
・防風性
・防風性
・吸湿速乾性
の5つが基本となる。
過去に登山の基本についての部分で説明した機能が何個か出てきてますね。
気になる方は過去の投稿を見ていただければと思いますので、ここでは割愛させて頂きます。
ベース・ミドル・アウターの3層構造が基本
ひとつのウエアにすべてを求めるのではなく、ベース・ミドル・アウターの3つのレイヤーに分けて、それぞれの機能を分担させて快適な山登りを実現しようというのが、基本的なレイヤリングです。
・肌に密着するベースレイヤーは吸湿速乾性を
・ベースの上に着るミドルレイヤーは保温性を
・アウターレイヤーには防風性・防水性を
それぞれのレイヤーに役割分担させる事で、その時の気温や天候によって調節していけるようにする事を目的としています。
ウェアはその都度調節して快適にする。
基本的にはベースレイヤー・ミドルレイヤーだけで行動し、気温が高い場合や、暑い場合はミドルレイヤーを脱ぎ、寒い場合はアウターレイヤーを着て、調節します。
季節にもよりますが、ミドルレイヤーを重ね着して、調節する事もあります。
なぜレイヤリングが必要なのか?
登りはじめは気温が高く、ベースレイヤーだけでも十分の暖かさを誇ったりもしますが、標高が上がり、頂上付近になると気温が10度を下回る場合も多々あります。
そんな時に、ミドルレイヤーにインサーレション(ダウンを使ったもの)という防寒着を重ね着した上に防風素材を使ったアウターレイヤーを着るだけでも、かなり体感温度は変わってきます。
特に行動中は感じませんが、休憩のタイミングで5分程度でも止まると、一気に体温が奪われて寒いと感じるようになるので、止まる時にはアウターを着るもしくは、ミドルレイヤーを重ね着する等の対策をとることが安全な山登りといえると思います。